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台湾軍ミサイル誤射 3つの原因

2016年07月03日
台湾軍ミサイル誤射 3つの原因

【新唐人2016年07月03日】

台湾海軍が誤射したミサイルが高雄籍の漁船・翔利昇号に当たり、死者1人、負傷者3人を出した問題で、同海軍司令部は1日夜、三回目の記者会見を行い、責任者の処罰について発表した。

 

黄曙光台湾海軍司令官は記者会見で、詳しい原因については現在調査中であると述べた上で、事故発生当時の状況を説明した。発表によると、規定ではミサイル発射には5段階の手順を踏まなければならないが、当日朝のミサイル点検時、将校と下士官が手順を簡略化したうえ、軍曹が指導する上官の立ち合いがない中で、誤って実弾を発射する実戦モードを押してしまい、再確認もせずミサイル「雄三」を発射してしまったという。「雄三」が漁船に到達した時に爆発しなかった理由については、同ミサイルが大型の戦艦を攻撃対象として設計されているため、漁船のような軽いものは貫通し爆発しないと説明した。黄司令官は今回の事故は中国とは全く関係がなく、純粋にミサイル点検時の事故であったと強調した。

 

現在、4人の関係者が調査を受けており、誤射による民間人の死亡について刑事責任を問われるかも今後検討されるとのこと。行政監督責任者として海軍司令官が自ら処分を受けることを申し出たほか、指揮官の蕭維民、艦隊長の林柏澤、兵器管理長の許博為、下士官長の陳銘修、ミサイル軍曹の高嘉駿に処分を下したと発表した。

 

http://www.ntdtv.com.tw/b5/20160702/video/174804.html(中国語)

(翻訳/白白)

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